赤ワインの成分「レスベラトロール」に、肌を老化させるとも言われる有害物質「AGE」を抑制する効果(システマティック・レビュー)

(2019年6月) イランの研究グループが "BioFactors" に発表したシステマティック・レビューによると、ブドウや赤ワインの成分として知られるレスベラトロールAGE(終末糖化産物)の有害性を軽減するのに有効かもしれません。
タイトル: The impact of resveratrol on toxicity and related complications of advanced glycation end products: A systematic review
著者: Fatemeh Hajizadeh‐Sharafabad et al.

レビューの方法

2018年末までに発表された研究の中からレスベラトロールのAGEへの作用について調べた29の研究を選出し、それらのデータをまとめました。

結果

29の研究のうち1つを除く残りの研究はすべて、レスベラトロールに以下の(いずれかの)作用のあることを示していました:
  1. AGEの生産を抑制する作用
  2. AGE受容体を抑制する作用
  3. AGEが引き起こす酸化ストレス・炎症反応・細胞性免疫反応・インスリン応答・アテローム性動脈硬化などを抑制する作用
レスベラトロールはAGE受容体・NF-κB・PPARγ・TGF-β(*)を介して効果を発揮します。
(*) それぞれ次の略語: NF-κB「nuclear factor kappa B」、PPAR「proliferator-activated receptor」、TGF「transforming growth factor」
研究グループは「慢性代謝性疾患においてレスベラトロールがAGEに有益かどうかを確認する臨床試験をもっと行うのがよいだろう」と述べています。