カロリー禁止時間帯を設定するだけで食事量を減らさなくても体重が自然に落ちた

(2019年7月) "Nutrients" に掲載されたフロリダ大学の研究で、TRF(time restricted feeding)と呼ばれるダイエット手法により、摂取カロリーを減らさなくても自然と体重が落ちるという結果になりました。TRFは、カロリーを摂るのを1日の特定の時間帯に限定するだけというダイエット手法です。

研究グループによると、TFRはカロリー制限が活性化するのと同じような生物学的経路を活性化する可能性があります。

研究の方法

65才以上(平均77才)で過体重(BMIが25以上30未満)の男女10人に、1日24時間のうち14~18時間ほど(*)は一切食事をしない(カロリーを摂らない)生活を4週間続けてもらいました。
(*) もちろん連続で。 例えば、起床後の朝7時に朝ゴハンを食べたら、その日に食べたいモノは午後3時までに全部食べ終えておき、午後3時以降は翌朝の7時までカロリーを一切摂らない。

食事解禁時間帯の6~10時間には、好きなものでも好きなだけ食べることができました。 食事が禁止される16時間にも、カロリーを含有しない飲み物やガムは口にすることが許されました。 また、TFRを続けた4週間には、水をたっぷり飲むことが推奨されました。

食事が解禁される6~10時間をどの時間帯に持って来るかは被験者のライフスタイルに応じて自由に決定できました(1日の早い時間帯でも良いし、遅い時間帯でも良い)。

4週間のうちの始めのほうは、1日のうち12時間ほどだけ食事を禁止するようにして、徐々にTFRに慣れてゆきました。

結果

4週間で平均2.6kg体重が減りました(元の体重が100kg近い人たちでしたが)。 ただ、この体重減少が脂肪が減ったのか筋肉が減ったのか、はたまた脂肪と筋肉がへったのかは確認していません。 また、ウェスト・サイズに統計学的に有意な変化は見られませんでした。

TFRの達成率は高く、試験期間4週間のうち平均84%でTFRが実践されました(食べてはいけない時間帯に食べてしまう日が被験者の平均で数日あった)。 食事禁止時間の平均は15.8時間でした。

1人が健康上の問題で試験を脱落しましたが、その問題にTFRは関わっていませんでした。 残る9人のうち体重が減ったのは8人でした。