ガムを噛みながらウォーキングをすると...

(2019年6月) ロッテ社と早稲田大学が協力して行い "Journal of Physical Therapy Science" に掲載された研究によると、ガムを噛みながらウォーキングをするとウォーキングのダイエット効果が増すかもしれません。

研究の背景

ウォーキングのときにガムを噛んでいると歩行ペースが速まることや心拍数が増加することがこれまでの研究で示されていますが、それがエネルギー消費量にどう影響するのかは不透明でした。

研究の方法

ランダム化クロスオーバー(*)試験において、27~58才の男性10人と女性5人に次の2通りのウォーキングを行ってもらいました:
(*) すべての被験者がすべてのパターン(今回の話で言えばガムとタブレット)を体験する。
  1. ガム2粒を噛みながら15分間のウォーキング
  2. ガムと同じ成分(ただしガム・ベースを含有しない)のタブレット2粒を舐めながら15分間のウォーキング

そして色々な計器を用いて色々と調べました。

結果

エネルギー出費(カロリー消費)・脂質酸化(脂肪燃焼)・心拍数(*)のいずれも、タブレットを舐めながら歩いたときよりもガムを噛みながら歩いたときのほうが増加していました。
(*) 心拍数を正しく計測できなかった被験者が2人いたため、13人分のデータに基づく。

また、歩数・歩行距離・歩行速度もガムを噛みながら歩くと増加していました。 歩幅にはタブレットのときと違いが見られませんでした。

具体的な数字

  • Gum - ガムを噛みつつ歩いた場合
  • Control - タブレットを舐め回しつつ歩いた場合
  • Energy expenditure - エネルギー出費(kcal/分)
  • Fat oxidation - 脂質酸化(kcal/分)
  • Walking speed - 歩行速度(時速)
  • Steps - 歩数
  • Stride - 歩幅(単位はcm)
  • Heart rate - 心拍数
  • Walking distance(歩行距離)は、論文要旨(Abstract)では言及されているものの結果(RESULTS)では言及されていない。
  • アステリスク(*) - p値が両グループの差が統計学的に有意であった印。 Stride(歩幅)には付いていない。