スタチンの使用と大腸ガン患者の死亡リスク(メタ分析)

(2019年5月) "Cancer Medicine" 誌に、スタチン(コレステロール低下薬)の使用と大腸ガンで死亡するリスクとの関係を調べたメタ分析が発表されています。

研究の方法

大腸ガンの診断る前あるいは診断後におけるスタチンの使用と死亡リスクとの関係を調べ 2017年8月までに発表された研究の中から所定の基準を満たす14の研究(コホート研究とケース・コントロール研究)を選出し、それらのデータを分析しました。 データに含まれる患者数は13万人でした。

14の研究のうち、大腸ガンと診断される前におけるスタチンの使用と死亡リスクとの関係を調べた研究は6つ、大腸ガンと診断された後におけるスタチンの使用と死亡リスクとの関係を調べた研究は11でした。

結果

診断前のスタチン

スタチンを使用していた場合には総死亡リスクが15%およびガン(大腸ガンに限らない模様)で死亡するリスクが18%低下していました。

診断後のスタチン

スタチンを使用していた場合には総死亡リスクが14%およびガンで死亡するリスクが21%低下していました。