ソーセージやハム、ベーコンをよく食べる人は肝臓ガンになりやすかった

(2019年7月) "International Journal of Epidemiology" に掲載されたハーバード大学などによる研究で、加工された赤身肉をよく食べる人は肝臓ガンになりやすいという結果になりました。
タイトル: Meat intake and risk of hepatocellular carcinoma in two large US prospective cohorts of women and men
著者: Yanan Ma et al.

研究の方法

米国に住む33~55才の女性看護師12万人超が参加した "Nurses' Health Study and the Health Professionals Follow-up Study" と呼ばれる調査データを用いて、肉類の摂取量と肝細胞ガン(肝臓ガンの中でも一般的なガン)になるリスクとの関係を調べました。

調査では、食生活などをアンケートで調べたのち32年間にわたり肝細胞ガンの発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に163件の肝細胞ガン(HCC)が発生しました。

肉類の摂取量に応じて3つのグループに分けた中で、加工赤身肉の摂取量が最大のグループは最少のグループに比べてHCCのリスクが84%増加していました。

生鮮赤身肉(スーパーで生で売られている豚肉や牛肉など)の摂取量とHCCリスクとのあいだには関係が見られませんでした。

鶏肉の摂取量が最大のグループは最少のグループに比べてHCCのリスクが40%低下していました。

魚の摂取量が最大のグループも最少のグループに比べてHCCのリスクが30%低下していましたが、統計学的な有意性に問題がありました(95% CI: 0.47-1.05, Ptrend = 0.10)。