(2019年9月) "Advances in Nutrition" に掲載されたメタ分析。
概要
- 前向き研究9つのデータを分析したところ、ドライ・フルーツ(レーズン、プルーン、ナツメヤシ)を毎週3~5食分食べていると前癌性大腸ポリープのリスクが24%、前立腺ガンになるリスクが49%、および膵臓ガンで死亡するリスクが65%低かった。
- ケース・コントロール研究7つのデータの分析でも、ドライフルーツを食べているとガンのリスクが低かった。
- 摂取頻度とガンのリスク低下との関係は、果物摂取量全体(生+ドライ)や生の果物だけで見た場合に勝るとも劣らなかった。
- 既存の研究の数が少なく研究手法の差異も激しかったが、ドライ・フルーツはガンの発症リスクや死亡リスクの低下に有益だと、とりあえずは言えるかもしれない。
- 生の果物とドライ・フルーツとでは科学的な成分が相当に異なる。