ナッツ類をよく食べる人は死亡リスクが低かった

(2019年7月) クルミなどのナッツ類の摂取量と死亡リスクの関係を調べた米国の研究が "Nutrients" 誌に掲載されています。

研究の方法

50~71才の男女56万人超を対象に、ナッツ類の摂取などに関するアンケート調査を実施し、その後15年間前後にわたり生存状況を追跡調査しました。

そして、ナッツ類(ピーナッツを含む)の摂取量と死亡リスクの関係、そしてナッツ・バターの摂取量と死亡リスクの関係を別々に分析しました。

結果

ナッツ類

追跡期間中に6万4千人超が死亡しました。

ナッツ類摂取量が最大(1千キロカロリーあたり2.2g/日といったところ)のグループはナッツ類を決して食べることがないグループに比べて、死亡リスクが22%低下していました。

この数字は死因別では、ガンが12%、心血管疾患が30%、呼吸器疾患が36%、慢性肝疾患が38%といったところです。 糖尿病で死亡するリスクは下がっていませんでした。

上記の数字はいずれも、年齢・性別・健康状態・教育水準・生活習慣・ナッツ類以外の食生活を考慮した後のものです。 ナッツ類摂取量が最大でなくいグループも、ナッツ類を食べない場合に比べて死亡リスクが低下していました。

ナッツ・バター

ナッツ・バター(原料の90%をナッツ類が占める製品)の摂取量と死亡リスクの間には関係が見られませんでした。 この点について研究グループは次のように述べています:
  1. ナッツをバターに加工する際にナッツの有益性が損なわれるのかもしれない。
  2. ピーナッツには純正のナッツ類ほどの健康効果が無いのかもしれない。 今回の研究で、「ナッツ類の摂取」ではピーナッツの比率が低かったのに対して、「ナッツ・バター」は大部分がピーナッツ・バターだった。

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今回の研究にナッツ業界は資金を提供していません。