ビタミンDの補給に心臓病・脳卒中・早死にを予防する効果はなかった(メタ分析)

(2019年6月) "JAMA Cardiology" に掲載されたメタ分析で、ビタミンDの補給に心血管疾患(心臓病や脳卒中)になったり死亡したりするリスクを減らす効果は無いという結果になりました。
タイトル: Vitamin D Supplementation and Cardiovascular Disease Risks in More Than 83 000 Individuals in 21 Randomized Clinical Trials: A Meta-analysis.
著者: Mahmoud Barbarawi et al.

研究の方法

ビタミンDの補給(1年間以上)が心血管疾患のリスクや総死亡率に及ぼす影響を調べ 2018年12月15日までに発表された21のランダム化比較試験のデータをまとめて分析しました。

被験者数は合計 83,291人(ビタミンDを使用したのは 41,669人)でした。 被験者の平均年齢は66才で、74%が女性でした。

結果

ビタミンDを補給した場合と補給しなかった場合とで、①主要な心血管疾患になるリスクや②心血管疾患で死亡するリスク、③総死亡リスクにまったく違いが見られませんでした。 心筋梗塞や脳卒中それぞれのリスクに限っても同様でした。

性別・当初のビタミンD血中濃度・ビタミンDの用量・補給形態(毎日少しずつ服用 vs 1度にたくさん)・カルシウム製剤同時使用の有無などの別に分析しても概ね同様の結果でした。