(2019年6月) "Neuropsychiatric Disease and Treatment" に掲載されたサウジ・アラビアの研究でビタミンDやセロトニンの血中濃度と線維筋痛症候群(FMS)の症状の程度との関係が調査されています。
研究の方法
FMS患者40人(平均年齢38才)を対象とする調査で、いろいろ検査したりFIQR(revised Fibromyalgia Impact Questionnaire)と呼ばれるアンケートでFMSの重症度を尋ねたりしました。
結果
42.5%が軽度~中程度のFMSで、残りの人たちが重症~極度の重症のFMSでした。
重症~極度の重症のFMS患者はセロトニン血中濃度が低いことが多いという結果でした。 セロトニン血中濃度が低いほどFIQRのスコアが高い(FMSの主観的な症状がひどい)という関係も見られました。
ビタミンD血中濃度とFIQRスコアとの間には関係が見られませんでした。