フラノボイド類に慢性疾患を予防する効果(システマティック・レビュー)

(2019年6月) ミラノ大学などの研究グループがポリフェノールの健康効果について過去10年間分の研究データをまとめたシステマティック・レビューが "Nutrients" に発表されています。

レビューの要旨

  1. ポリフェノール類の摂取量が多い人は慢性疾患になることが少ないという研究結果が増えつつある。 慢性疾患を予防するうえで必要とされるポリフェノール摂取量については見解がまったく統一されていないけれども。
  2. ポリフェノール類の供給源となる主な食品は、茶・コーヒー・赤ワイン・果物・野菜だと考えられる。
  3. (過去10年間分の研究データでは)ポリフェノール類のうちのフラボノイド類に限ると、摂取量が多いと摂取量と糖尿病・心臓病・脳卒中・死亡のリスクが低いという関係の存在することが明白である(ポリフェノール類全体ではそうでもない)。
  4. ただし、ポリフェノール摂取量を把握する手法などが各研究でバラバラなため、現時点ではポリフェノール類(全体あるいは種類別)の推奨摂取量を確定するのが困難である。
  5. それでも、「ポリフェノールが豊富な食生活に(慢性疾患の)予防効果がある」と言うに足るデータが存在するとは言えそうである。 ポリフェノール類の推奨摂取量を確定するための良質な研究を今後おこなうことが望まれるけれども。
研究グループがいちばん言いたいことが何であるのかが、よく伝わって来る論文要旨でした。 3回も繰り返されれば。 本来ならそれをこの記事のタイトルにすべきなのですけどね。