フラボノイドの一種「ノビレチン」とアルツハイマー病やパーキンソン病(レビュー)

(2019年7月) 日本の研究グループが "Nutrients" 誌に発表したレビューによると、フラボノイドの一種であるノビレチンがアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の治療や予防に役立つことが期待できる可能性があるかもしれません。

レビューの要旨の概要

  1. アルツハイマー病(AD)もパーキンソン病(PD)も、進行を抑えるための効果的な治療法が未だ存在しない。
  2. そこで 2019年6月末までに発表された既存の研究に目を通したところ、認知症抑制や神経保護作用が期待できる物質としてフラボノイドの一種であるノビレチンに行き着いた。
  3. ADを患う実験動物を用いた研究では、ノビレチンにより認知機能が改善したりADに特有の病的な状態(アミロイドβの蓄積や酸化ストレスなど)が改善されている。
  4. PDを患う実験動物を用いた研究でも、ノビレチンにより運動機能や認知機能が改善している。
  5. ノビレチンはADやPDなどの神経変性疾患の治療や予防に使える薬に利用できるかもしれない。

ノビレチンを含有する食品

ノビレチンは、シークヮーサー/ポンカン/オレンジ/レモンなどの柑橘類の果皮に含まれています。