ポリフェノール類の摂取量が多い女性は酸化ストレスが少なかった

(2019年8月) "Antioxidants" 誌に掲載された研究で、20~60才の健康なスペイン人女性207人を調べたところ、食生活がメディテラネアン・ダイエット(MD)に近くてポリフェノール類の摂取量が多い者は、8-イソプロスタン(以下「イソP」と言う)の尿中濃度が低かった。 イソPは酸化ストレス(特に脂質の酸化ダメージ)の指標であり、少ないのが良い。

ポリフェノール類の主な供給源は、果物・野菜・豆類・ナッツ類そしてエクストラ・バージン・オリーブオイルであった。 食品別に見て、イソPの尿中濃度との間に逆相関関係(摂取量が多いとイソPの尿中濃度が低い)は果物とナッツ類で顕著だった。

今回の結果から、MDを構成する食品が酸化ストレスの軽減に資する可能性が考えられる。 これまでの研究で、MDが高血圧・肥満・インスリン抵抗性などの予防に有益である可能性が示されているが、こうした慢性疾患には酸化ストレスが密接に関与している。 酸化ストレスは、体内における酸化と抗酸化のバランスが酸化に傾くと発生する。 MD構成食品である果物やエクストラ・バージン・オリーブオイルなどは抗酸化物質の供給源として重要である。