マウスにガラナ飲料を8週間飲ませ続けてみた

(2019年7月) "Oxidative Medicine and Cellular Longevity" 誌に掲載されたブラジルの研究で、マウスにガラナ飲料を飲ませ続けるとどうなるかが調査されています。

研究の方法

生後16ヶ月のLDLr-/-マウス(*)の一群を次の3つのグループに分けました:
  1. 飲み物として水を与えられるグループ
  2. 飲み物としてガラナ飲料を与えられるグループ
  3. 飲み物として低カロリー(人工甘味料アスパルテームとアセスルファムKが使われた)のガラナ飲料を与えられるグループ

(*) 血中脂質(コレステロールや中性脂肪)の状態がヒトと同じようになるように遺伝子改造されたマウス。 動脈硬化・メタボリック・シンドローム・肥満・脂質異常症・インスリン抵抗性などの研究などに使われる。

ネズミの類は一般的に栄養過多の悪影響を受けにくいので、普通のマウスは心血管疾患や代謝疾患を調べる実験には不向き。 そこで、LDLr-/-マウスのように遺伝子改造されたマウスが使われる。
どのグループもエサは食べ放題。 マウスたちは幸せなひとときを過ごしていました。 しかし幸せな時間も長くは続きません。 8週間後、マウスたちは棲み家から連れ出され、動脈・血液・肝臓・胃をサンプルとして抜き取られしまいました。

種子類を満喫中のゲッ歯類

結果

グループ2はグループ1に比べて、アテローム性動脈硬化が60%ほど多く、高脂血症・高血圧・酸化ストレス・DNA断片化・血球のアポトーシスが増加していました。 グループ2は、血糖値が正常の場合にも肝臓や胃のダメージが増加していました。

グループ3では、血行動態および腎臓のパラメーターを除いて、このような異常は見られませんでした。 血行動態というのはたぶん血圧のことでしょうか。 グループ3でも血圧(マウスの存命中に何度か測定した)は上がっていました。

研究グループによると、血圧の上昇も腎臓ダメージもガラナではなく人工甘味料が原因である可能性があります。 人工甘味料も健康に悪いという研究がたくさん出ています。 「最新健康ニュース」でもけっこう記事にしています。 サイト内検索で調べてみてください。