不要物を売りつけるには赤い色をした場所に商品を陳列しよう!

(2019年5月) 中国の研究グループが色が消費者の購買行動に及ぼす影響を調べた結果を "PsyCh Journal" に発表しています。
著者: Lei Wang & Ou Li
タイトル: Effects of background colors on hedonic and utilitarian consumption

"PsyCh Journal" について

"PsyCh Journal" は中国の学会が出しているジャーナルです。 "PsyCh" という具合に "C" が大文字になっているのは "PsyCh" の "Ch" を "Chinese" の "Ch" とかけているからでしょう。 カラーでは、"Ch" の部分だけ文字が赤色です(他の部分は黒色)。

研究の概要

合計210人を被験者とする何らかの実験を2つ行ったところ、(商品が陳列されている)背景の色が緑色の場合よりも赤色の場合のほうが実用的でない(楽しみのために買う)商品(*)を売りつけやすいという結果でした。
(*) 原語は "hedonic goods"。"hedonic" は「楽しみに関わる、楽しみを特徴とする」とか「快楽主義の」という意味。 "hedonic goods such as" で検索すると、エンターテイメント・眺めの良いアパート・チョコレート・旅行・ファッション・宝飾品・美容・本・音楽などといった言葉が見つかります。 これに対して、職場に近いアパートなどは実用品。 "hedonic goods" の基準は人によって異なるでしょうね。 美容や本は実用品だという人もいるでしょう。