体重管理や身体活動と乳ガンの予防や予後(レビュー)

(2019年5月) 米国の研究グループが体重管理や身体活動と乳ガンの予防や予後との関係についてまとめたレビューを "American Society of Clinical Oncology Educational Book" に発表しています。
著者: Jennifer A. Ligibel et al.
タイトル: Weight Management and Physical Activity for Breast Cancer Prevention and Control

レビューの要旨

  1. これまでの観察研究では一貫して、体脂肪が過剰であったり運動不足だったりすると... ①乳ガンではない人では乳ガンになるリスクが高かったり、②初期の乳ガン患者では予後が悪かったりすることが示されている。
  2. 体重や身体活動量が乳ガンのリスクや予後に及ぼす影響を調べた臨床試験はこれまであまり行われていないが、現在複数の試験が実施されているところである。
  3. 生活習慣の改善(ここでは恐らく適正な体重維持や身体活動を指す)にはガンのリスク低下だけでなく、糖尿病/心臓病の予防・身体機能の改善・ガン治療の副作用軽減など色々と健康に有益である。
  4. だというのに、乳ガンのリスクが高い人や乳ガン患者に対して生活習慣の改善を促すということが十分に行われていない。