医療関係者は赤身肉や加工肉を食べているか?

(2019年10月) "Public Health Nutrition" に掲載されたトルコの研究。

調査の方法

2016年に、トルコに住む医療関係者(医師・歯科医・看護師・薬剤師)149人を対象に面談形式のアンケート調査を実施し、赤身肉と加工肉の摂取について尋ねた。

結果

医療の専門教育を受けた人たちは、加工された赤身肉(加工肉)の摂取に対して特に慎重だった。

結論

研究グループは次のように述べている:
「今回の調査の結果は、健康を心配して赤身肉を食べない人たちの偏見と不安を打破するという点において重要である。 事実、今回の結果は医療関係者が赤身肉は食べるものの加工肉(加工された赤身肉)の摂取には慎重であることを示している。 この結果はWHOのレポートとも合致する」

解説

上記の「結論」は直訳なので、文章がぎこちないのは原文のせい。 ともあれ、この言い方からして研究グループは、加工肉はともかくとして赤身肉の摂取は推奨したいというスタンスなのだろうか。

これまでに記事にした研究を思い起こすと、赤身肉より加工肉のほうが有害性が顕著であることが示されている。 しかし、赤身肉がことさらに健康的であるとする研究を見た記憶はない。 鶏の胸肉に比べてミネラルやビタミンは豊富だろうけど、環境への影響や食費などの面からしても、赤身肉がことさらに摂取を奨励されるべき食べ物なのか疑問。 今回の研究のスポンサーは不明。