分岐鎖アミノ酸(BCAA)の摂取量が多い人は高血圧になりやすかった

(2019年5月) "Archives of Iranian Medicine" 誌に掲載されたイランの研究で、食事から摂る分岐鎖アミノ酸(BCAA)の摂取量が多い人は高血圧になりやすいという結果になりました。

研究の方法

高血圧ではない20~70才(平均40才)の男女 4,288人(男性42%。 BMIの平均値は27kg/m)を対象に、食生活に関するアンケート調査によりBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)の摂取量を把握し、その後3年間にわたり高血圧の発生状況を追跡調査しました。

結果

BCAA全体では、摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて、高血圧になるリスクが54%増加していました。

BCAAの種類別では、摂取量が多い場合に高血圧のリスクが増加していたのはバリンだけ(+61%)でした。

バリンが豊富な卑近な食材

バリンは卑近な食べ物では、ブタのヒレ肉(焼いた後で 2,000mg/100g)や鶏の胸肉(焼いた後で 1,900mg/100g)などに大量に含まれています。 小麦タンパクや魚にも大量に含まれています。

したがって、高血圧予防のためにバリンの摂取量だけを減らすのは現実的ではないでしょう。 けれど、研究グループは、BCAAを動物性食品で摂るか植物性食品で摂るかによって高血圧への影響が違ってくる可能性をほのめかしています(高血圧予防のためにも植物性食品が良いかもしれない)。