幸福感をもたらす効果は果物よりも野菜のほうが強い?

(2019年6月) "The American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたシステマティック・レビューによると、野菜よりも果物のほうが心を安らかに保つのに有益かもしれません。
タイトル: Assessing the effects of vegetable consumption on the psychological health of healthy adults: a systematic review of prospective research
著者: Nicola-Jayne, Tuck Claire Farrow and Jason M Thomas.

研究の方法

野菜や果物の摂取量と幸福感(wellbeing)との関係を調べ 2019年2月までに発表された前向き研究または実験的研究(たぶんランダム化比較試験を指す)の中から所定の基準を満たす10の研究を選出し、それらのデータ(33,645人)に目を通しました。

結果

全般的に言って、推奨摂取量またはそれ以上の野菜や果物を食べるのが幸福感に有益であるというデータの存在は確認できましたが、野菜や果物がメンタル・ヘルスの諸症状(たぶん不安とか抑鬱とか)の抑制に有効かどうかについては研究間で結果の方向性が一致していませんでした。

野菜と果物(fruit and vegetable)それぞれの摂取が精神面の健康に及ぼす影響を調べた3つの研究のうち、2つの研究で果物よりも野菜のほうが幸福感への有益度が強いという結果となっていました。 残る1つでは、鬱症状のリスク低下において果物のほうが優れていました。

野菜/果物の摂取量と幸福感の関係についてはデータがまだまだ不足しているので、今回の結果は確定的なものではありません。 今後も同様の研究を続ける必要があります。