引き締まったウェストを実現するにはフラフープが効果的だった

(2019年6月) "Obesity Facts" 誌に掲載されたフィンランドの研究によると、引き締まったウェストを実現するのにフラフープが効果的かもしれません。

研究の方法

軽度肥満(BMI28kg/m、胴回り92cm)だが糖尿病ではない男女53人に、重さ1.5kgのフラフープを用いた運動とウォーキングを6週間ずつ行わせました。

フラフープ運動とウォーキングの消費カロリーは同程度でした。 フラフープ運動(平均13分間/日)の6週間とウォーキング(平均 9,986歩/日)の6週間のあいだに空白期間は設けなかった模様。

結果

  1. フラフープ運動をした場合とウォーキングをした場合とで体重の減り方は同程度でした(それぞれ0.6kgと0.5kgの減少。 統計学的な有意差なし)。
  2. フラフープ運動をした場合にのみ、雄部(*)の体脂肪率が減っていました。

    (*) "android region" を訳したもの。

    今回の論文に "android region" の定義として "an area from the top of the iliac crest to 20% of the distance from the iliac crest to the bottom of the subject’s head(腸骨稜の上部~腸骨稜から頭部の基底部までの距離の20%)" とあるので、要はウェストのことなのでしょう。 "gynoid region" という対義語(?)があるので「雄部」と訳してみました(gynoid は女性アンドロイドという意味)。

    "Height, adiposity and body fat distribution..." という研究論文で雄部と雌部がわかりやすく示されている図を見つけました(この図は、私のトラックボールのホイールで画面を7回ぐらいスクロールさせた辺りにあります。 「私に見つけられるかしら?」と不安に思っているアナタ、大丈夫ですよ。 文字だらけのところに画像がぽつんと掲載されているので、すぐにわかります。 ページの上から1/4~1/5のあたりを重点的に探してみましょう)。
  3. ウェスト・サイズは、ウォーキングをしたときには0.7cmしか減らなかったのに、フラフープ運動をしたときには3.1cmも減っていました。
  4. また、体幹筋(胴体の筋肉)の増え方も、ウォーキングをしたときよりもフラフープ運動したときのほうがが良好でした。
  5. ウォーキングをした場合にのみ、収縮期(最高)血圧が下がり、HDLコレステロール値が上がっていました。
  6. フラフープ運動をした場合にのみ、LDLコレステロール値が下がっていました。 研究グループによると、フラフープ運動によるLDLコレステロール値の下がりっぷりは筋力トレーニングをしたときに比肩します。

「フラフープ」について

「フラフープ」は英語で "Hula-Hoop" と書きます。 勉強になりましたね。 私も今回はじめて「フラフープ」の英語の綴りを知りました。

"Hula-Hoop" の語源は辞書にも Wikipedia にも載っていませんが、"hoop" は「輪」という意味です。 そして、"hula" の意味を辞書で調べると、「ハワイのダンス」とか「ポリネシアのダンス」という意味が記載されています。 "Hula-Hoop" は商品名(商標)なので、フラフープの考案者がハワイかポリネシアのダンスにちなんで「フラ・フープ」と名付けたのでしょう。