(2019年6月) 日本国立医薬基盤・健康・栄養研究所が日本の高校生のサプリメント(以下「サプリ」)使用状況を調査した結果が "Nutrients" に掲載されています。
研究の方法
15~18才の高校生男女 1,031人(755人が女子)を対象とするアンケート調査を実施しました。結果
- 男子では30.8%、女子では26.7%がサプリを使用していました。
- サプリメント使用者のうちアクティブ・ユーザー(1)のは、男子では42.4%、女子では43.8%でした。
- 男子ではアクティブ・ユーザーかパッシブ・ユーザー(2)かにかかわらずサプリを健康目的で使用していました。
(1) 自分で使用するためにわざわざサプリメントを買っている。
(2) 家族の誰かが買ったサプリメントがたまたま家にあるので飲んでいる - 女子のアクティブ・ユーザーでは40.9%がダイエット目的でサプリを使用していました。 パッシブ・ユーザーでダイエット目的でサプリを使用していたのは20.4%でした。 参考までに、以前に高校生の母親に娘のサプリ使用状況を尋ねた調査では、この数字は2.3%でした(母親と女子高生本人との認識の違いが大きい)。
- アクティブ・ユーザーがサプリの情報源として使用しているのは主にインターネットでした。 パッシブ・ユーザーでは家族でした。
- サプリの副作用を経験していたのは男子では9.4%、女子では14.4%でした。 最も多かった症状は胃腸症状。