日本人の食生活や腸内細菌と便秘

(2019年8月) "Digestion" 誌に掲載された日本の研究。

健康な日本人60人を対象に、食生活・腸内環境・便通の関係を調べたところ:
  1. 便秘は女性に多かった。
  2. 便秘者では Bacteroides 菌が少なく、Clostridium cluster IV に属する細菌が多かった。
  3. Clostridium cluster IV に属する細菌が多いとBSFS(リンク先は Wiki。ウンコの絵があるので食事中は要注意)のスコアが低かった(スコアが Wiki にある Type のことだとすれば、スコアが低いとはウンコが硬いということ)。
  4. 逆に、Clostridium cluster XVIIIに属する細菌が多いと、BSFSスコアが高かった。
  5. 緑茶の飲用量が多い場合にもBSFSスコアが高かった。
  6. Prevotella 菌が多いとCSS(便秘スコアリング・システム)のスコア(この文書とか見ると、スコアが高いほど便秘がひどい)が高かった。
  7. 糞便中(腸内)の酢酸塩(短鎖脂肪酸の一種。腸内細菌の中にこれを作り出すものがいる)が多いとCSSスコアが低かった。
  8. 野菜を良く食べているとCSSスコアが低かった。
  9. 腸内細菌の種類構成や酢酸塩から便秘の有無を正しく判定できる率は83%だった。