睡眠の質と死亡リスクの関係は人種により異なる?

(2019年6月) "Sleep Medicine" 誌に掲載された英国の研究によると、睡眠の質と死亡リスクの関係は人種により異なるかもしれません。
タイトル: The relationship between sleep quality and all-cause, CVD and cancer mortality: the Southall and Brent REvisited study (SABRE)
著者: VictoriaGarfield et al.

研究の方法

40~69才で英国在住の欧州人・インド系移民・カリブ系移民で構成される男女 4,399人の生存状況を 1988~1991年から 2017年末にかけて追跡したデータを用いて、睡眠の質(寝付きの良さ・朝までグッスリ度・起床時のリフレッシュ度など)と総死亡リスク・心血管疾患で死亡するリスク・ガンで死亡するリスクとの関係を調べました。

結果

追跡期間中に 1,656人が死亡しました。

総死亡リスク

インド系移民において、寝付きが悪いと総死亡リスクが28%高いという関係が見られたのみでした。

心血管疾患で死亡するリスク

欧州人で、早朝に目覚めてしまう(起床予定時間の前に目覚めてしまう)場合に心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡するリスクが31%増加していました。

ガンで死亡するリスク

どの人種においても睡眠の質とのあいだに関係が見られなかった模様です(論文要旨に記述がなかった)。