筋力トレーニングと死亡リスクの関係(メタ分析)

(2019年5月) 米国メイヨー・クリニックなどの研究グループが筋力トレーニングの習慣と死亡リスクの関係を分析したメタ分析を "European Journal of Preventive Cardiology" に発表しています。
著者: Farzane Saeidifard et al.
タイトル: The association of resistance training with mortality: A systematic review and meta-analysis

メタ分析の方法

筋力トレーニングと死亡リスクの関係を調べた 1,430の研究の中から所定の基準を満たす11の研究(ランダム化比較試験が1つとコホート研究が10)を選出し、それらのデータをまとめて分析しました。

データに含まれる人数は合計37万人、平均追跡期間は8.85年間でした。

結果

運動習慣が無い場合に比べて、筋力トレーニングを行っていた場合には死亡リスクが21%低下していました。 筋力トレーニングと有酸素運動の両方を行っていた場合には40%の死亡リスク低下でした。

死因別に分析すると、筋力トレーニングを行っていた場合には心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクが17%低下してましたが統計学的な有意性が微妙でした(95% CI: 0.67-1.03)。 ガンで死亡するリスクと筋力トレーニング習慣との間には関係が見られませんでした。