身体活動の習慣と首・背中・腰の慢性痛の関係

(2019年7月) 16才以上の男女6万人を調べたオーストラリアの横断研究("Journal of Sport and Health Science" に掲載)で、身体活動の習慣がある人には首・背中・腰の慢性痛(CBC)が少ないという結果になった。

  1. 身体活動の習慣がない場合に比べて、身体活動量が多い(15MET時間/週以上)場合にはCBCのリスクが23%低かった。
  2. 強度の身体活動を毎週300分(WHOが定める推奨運動量の2倍)以上場合には24%、および高強度の身体活動を毎週75分以上行う場合には21%、それぞれCBCのリスクが低かった。
  3. 手作業(*)が多い場合にはCBCのリスクが22%高かった。
    (*) manual domestic activity あるいは manual work と表記されている。 定義は不明。 内職みたいな作業?

  4. 運動/スポーツは、1週間あたりの量が5MET時間未満であれば運動/スポーツを全くしない場合よりもCBCのリスクが18%高かったが、15.4MET時間以上であればCBCリスクが18%低かった。

    運動/スポーツに費やす時間が5以上~15.4MET時間未満/週の場合には運動/スポーツを全くしない場合とCBCリスクに差がなかった。
  5. ウォーキングや自転車は、どれだけの時間を費やすかにかかわらずCBCリスクとの間に統計学的に有意な関係が見られなかった。