睡眠時間とADHD(注意欠陥・多動性障害)のリスク(メタ分析)

(2019年6月) 睡眠時間とADHD(注意欠陥・多動性障害)のリスクの関係を調べたメタ分析が "Journal of Affective Disorders" に発表されています。
タイトル: Association between sleep duration and attention-deficit hyperactivity disorder: A systematic review and meta-analysis of observational studies
著者: Sang-HwaLee et al.

メタ分析の方法

10の観察研究(2019年3月までに発表されたもの。ケース・コントロール研究が6つとコホート研究が4つ)のデータをまとめて分析しました。

結果

睡眠時間が短いとADHDのリスクが28%高いという結果でした。 ADHDの側面のうち多動(hyperactivity)に限ると、この数字は60%でした。

睡眠時間が長い場合にはADHDのリスクは高くありませんでした。

留意点

研究グループによると、今回のメタ分析には研究手法の差異や出版バイアスといった問題点が存在します。 前向きコホート研究が不足しているのも問題です。