食物繊維の摂取量と直腸(?)ガンの関係(メタ分析)

(2019年7月) "Nutrients" 誌に掲載されたメタ分析によると、食物繊維が直腸ガンの予防に役立つかもしれない。

このメタ分析では、野菜・果物・穀類などで摂取する食物繊維の量と直腸ガンのリスクの関係を調べた22の研究(2019年1月までに発表されたコホート研究とケースコントロール研究)の287万人分のデータをまとめて分析し、食物繊維の摂取量が多い場合には少ない場合に比べて、直腸ガンになるリスクが23%低いという結果になった。

男女別に分析すると、食物繊維の摂取量と直腸ガンのリスクとの関係は男性でのみ統計学的に有意だった(24%のリスク低下)。 女性で統計学的な有意性が得られなかったのはデータに含まれる人数が少なかった(男性の1/3ほど)ためかもしれない。

記事作成の裏話

研究グループは「結論(Conclusions)」において次のように述べている
「特に男性では、食物繊維の摂取量と結腸(colon)ガンのリスク低下の間に有益と言えそうな関係が見られた」

私(この記事の筆者)は当初この研究を大腸(colorectal)ガンの話だと思い込んでいて、記事を書き終わる頃になって直腸(rectal)ガンの話であることに気付き慌てて「大腸」を「直腸」に書き直した。

それだけに、この「結論」には多少の不安をそそられる。 「直腸」ガンの話でいいんですよねコレ? メタ分析用の研究の選出に使用したキーワードとして "rectal" と "colorectal" に加えて "colon" も挙げられていたのも気になって仕方がない。