食物繊維摂取量と慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスク

(2019年7月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたスウェーデンの研究で、食物繊維摂取量と慢性閉塞性肺疾患(COPD)になるリスクの関係が調査されています。

研究の方法

スウェーデン人女性 35,339人を対象に、1987~1997年にかけて食物繊維(DF)摂取量などを調べたのち 2002~2014年にかけてCOPD発症状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 1,557件のCOPDが発生しました。

長期間にわたるDF摂取量が17.6g/日未満の場合に比べて26.5g/日以上の場合には、COPDになるリスクが30%低下していました。

DFのタイプ別では、穀類のDFと果物のDFで摂取量が多いとCOPDリスクが低下していました(*)が、野菜のDFでは残念ながらこのような関係は見られませんでした。

(*) 穀類: 9.4g/日以下に比べて16.3g/日以上は33%のリスク低下

果物: 2.6g/日以下に比べて7.6g/日以上は35%のリスク低下
DF摂取量とCOPDリスクの関係は喫煙歴がある場合に際立っていました。 DF摂取量が17.6g/日のグループは26.5g/日のグループに比べて、現在喫煙習慣がある場合には33倍、および過去に喫煙していた場合には10倍にCOPDリスクが増加していました。