食生活の多様性と認知機能

(2020年 11月) "frontiers in Aging Neuroscience "(2020年9月)に掲載された中国の研究。

研究の方法

50才以上の中国人 4,356人を対象に、2011年に食生活の多様性に関するアンケート調査(*)を実施したのち、2015年に記憶力の良し悪しを尋ねた。

(*) 穀類/イモ類・野菜・果物・肉・豆/ナッツ類・卵・水産物・乳製品という8つの食品カテゴリーのそれぞれから1日に1種類食べていれば1点が加算される。 最大で8点。

結果

記憶力が「まあまあ」のグループを基準として、記憶力が「良好」のグループは食生活の多様性が高いことが多く(オッズ比 1.15)、記憶力が「悪い」グループは食生活の多様性が高いことが少なかった(オッズ比 0.82)。 ただし65才以上に限って分析すると、記憶力が「良好」のグループで食生活の多様性が高いという関係は失われた。

また、食生活の多様性が高いと「過去1年間のうちに記憶力が悪化した」と回答することが少なかった(オッズ比 0.85)。

加えて、食生活の多様性が高いと認知機能テスト(電話ごしに行われた)の成績が良かった(β 0.74)。