魚をよく食べる人は認知症になりにくかった

(2019年9月) "British Journal of Nutrition" に掲載された東北大学の研究。

研究の背景

魚には認知機能の低下を防ぐのに有益な成分が多数含有されている。 したがって魚は認知症の予防に役立つと期待される。 しかしながら、魚の認知症予防効果を調べる前向きコホート研究はほとんど行われていないうえ、行われた少数の研究の結果も食い違っているという有様である。

研究の方法

日本のオーサキ市とかいう市に住む65才以上の男女 13,102人(障害を持たず健康な者)を対象に、アンケートで食生活を調べたのち5.7年間にわたり認知症の発生状況を追跡調査した。

結果

魚を食べる量に応じてデータを4つのグループに分けた中で、魚食量が最大のグループは最少のグループに比べて認知症のリスクが16%低かった。 魚食量が上から二番目のグループでも15%低かった。

①追跡開始から2年以内に認知症となった者および②当初より認知機能が低かった者を除外した分析でも同様の結果となった。

魚食はやはり認知症の予防に効果があるのかもしれない。 ただし魚も非常に高価なのが欠点である。