カフェイン面での体質にかかわらず心臓のためにはコーヒーは6杯/日未満あるいは以下がよいかも

(2019年5月) "The American Journal of Clinical Nutrition" に今年の3月に掲載された南オーストラリア大学の研究によると、カフェインに強い体質かどうかにかかわらずコーヒーを飲むのは1日6杯未満が良いかもしれません。出典: A cup of Joe and you're good to go!

研究の方法

37~73才の英国人35万人弱のデータを分析しました。 データには、カフェインの代謝に関与する CYP1A2 という遺伝子のタイプに関する情報も含まれていました。

結果

コーヒーを1~2杯/日しか飲まないグループに比べて、他のグループでは次のように心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクが増加していました:
  1. コーヒーを飲む習慣が無いグループ: +11%
  2. デカフ・コーヒーを飲む習慣があるグループ: +7%
  3. コーヒーを6杯/日を超えて飲むグループ: +22%
6杯以上か6杯超か?

プレスリリースでは「6杯またはそれ以上の場合に健康に悪影響が生じかねない(drinking six or more coffees a day can be detrimental to your health)」と「6杯以上(6杯を含む)」であることが勘違いのしようもなく明記されています。

一方、論文要旨では「the risk of CVD was elevated for [...] those who reported drinking >6 cups/day」となっていて、「6杯超(6杯を含まない)」の場合に心血管疾患のリスクが増加したのであることが明確です。

上記の「結果」は論文要旨に基づいています。
そして研究者によると、カフェイン代謝遺伝子のタイプ的にカフェインの作用を無効化する速度が4倍速い体質の人であっても、1日あたり6杯未満(あるいは6杯以下)というコーヒー摂取量の上限を超えて飲むと健康に有害となる恐れがあります。