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腹部脂肪によりガンのリスクが増加する理由

(2015年5月) 体脂肪の中でも特にガンのリスクを増加させるのが腹部脂肪ですが、MedUni Wien(オーストリア)の Alexandra Kautzky-Willer 博士がその理由を説明してくれています。

3つの理由
  1. ホルモン
    脂肪組織はそれ自体が脂肪組織ホルモン(*)を生産するだけでなく、性ホルモンのバランスにも影響を及ぼします(例えば、男性ホルモンであるアンドロゲンの前駆体のうち女性ホルモンであるエストロゲンに変換されるものの割合を増やすなど)。 このような脂肪組織の作用によって直接的および間接的に、様々な乳ガンや子宮内膜ガンなどのようにホルモンが関与する腫瘍の発生と成長が助長されます。
    (*) レプチンや、アディポネクチン、各種サイトカインなどのことでしょう。 (参考: Adipose tissue hormones
  2. インスリン抵抗性
    脂肪組織はインスリン抵抗性(インスリンが効き難い体質)が増加する原因となります。 インスリン抵抗性が生じるとインスリン生産量が増えますが、インスリンには栄養の利用を調節する役目だけでなく細胞分裂を促進する作用もあるため、腫瘍の成長が促進されてしまいます。 事実、糖尿病によって肝臓ガンや膵臓ガンなど一部のガンのリスクが増加することが知られています。 高血糖も腫瘍の成長を助長すると思われます。
  3. 慢性炎症
    腹部脂肪が付いているエリアでは慢性炎症が生じることがありますが、この慢性炎症によってもガンの発生が助長されます。
対策
博士は次のように述べています:
「ダイエットで体重を減らすことで、脂肪の増加によって増加したガンのリスクを元に戻すことができます。 いちばん良いのは最初から太らないように気を付けることです。 ダイエットにはメディテラネアン・ダイエットや運動を活用すると良いでしょう。 ダイエットにより様々な種類のガンのリスクを減らせます」
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