動脈スティフネスとは

動脈スティフネス(arterial stiffness)とは、血液が血管をどのように通過するのか、ひいては心臓が血液を送り出すのにどれだけの力を要求されるのかということです。

動脈スティフネスの尺度として最も一般的に用いられるのは脈波伝播速度(PWV)と脈波指標(augmentation index)です。 PWVも脈波指標も、数値が大きいと動脈の硬化が進んでいるということになります。 動脈の硬化は心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスク要因です。

PWV

心臓が血液を血管に送り込むとき、血管の圧力が増加して血管が膨らみます。 PWVというのは、その膨らみが動脈を伝播してゆく速度のことです。 速度が速いほど血管が老化しています。

脈波指標
この血管の膨らみの伝播のことを圧脈波(pressure pulse wave)と言います。 圧脈波が動脈が分岐する地点に達したとき、圧脈波の一部は心臓に向かって跳ね返り、心臓から新たに伝播してきていた圧脈波と一緒になります。 跳ね返った圧脈波のうちのどれだけが新たに伝播してきていた圧脈波を増大させるかというのが脈波指標です。