カドミウムについて

カドミウムは亜鉛に似た性質を持つ重金属で腎臓に蓄積して腎機能障害を引き起こすほか、世界保健機構(WHO)によると心血管疾患(心臓発作や脳卒中)や、呼吸器の異常、ガンなどの深刻な病気のリスクが増加する原因になる可能性があります。

カドミウムへの暴露は、受動喫煙を含む喫煙や、カドミウムを含有する土壌で育った農作物を食べることによって起こります。 カドミウムは、肥料としてリン酸肥料や下水スラッジ(汚泥)を用いて栽培された農作物に多く含まれることがあります。
タバコに含まれるカドミウム
内閣府食品安全委員会の報告書によると、紙巻タバコ1本あたりのカドミウム含有量は1.8~2.8μgで、このうち10~20%が喫煙者の体内に入り、50%が副流煙に移行します。 食品によるカドミウム暴露を考慮しない場合、タバコが主要なカドミウム曝露源となるが20本あたり2-4μg吸入となります。

厚生労働省の調査(2007年)によると、日本人の日常食からのカドミウムの1日摂取量は21.1μg(成人の平均体重を53.3kgとすると2.8μg/kg/週)です。 WHOによると世界各地域の平均摂取量は2.8~4.2μg/kg/週なので、日本人のカドミウム摂取量は世界でも低い水準にあります。

日本におけるカドミウム耐容週間摂取量(人が一生のあいだ毎日摂取したとしても健康に悪影響を与えないと思われる量)は7μg/kg/週です。