フェルラ酸とは

フェルラ酸はポリフェノール類の一種であるヒドロキシケイ皮酸の派生物で、トマト・柑橘系果物・人参・スイートコーン・キャベツ・ブロッコリー・バナナ・米ぬかなどに豊富に含まれています。

フェルラ酸の効果

多数の研究により、フェルラ酸がフリーラジカルの除去および細胞保護系の活性化による細胞ストレス反応(cell stress response)の増強を介して強力な抗酸化活性を発揮することが示されています。

さらに、フェルラ酸には、①プロスタグランジンE2や腫瘍壊死因子α(TNF-α)などの炎症メディエーターを減らす、②一酸化窒素(血管をリラックスさせて血圧を下げる作用がある)の合成を促進する、③一酸化窒素の生物学的利用性を改善するなどの作用もあると思われます。

また複数の動物実験において、フェルラ酸により次のような効果がもたらされています:
  • 高血圧のネズミの収縮期(最高)血圧が下がった。
  • 腎血管性高血圧のネズミや高脂肪のエサを与えられているウサギで血管内皮機能が改善された。
  • マウスの血糖値が下がった。
  • 糖尿病のネズミやマウスでコレステロールが改善された。

期待される効果

上記のエビデンスからフェルラ酸は、酸化ストレスと炎症が関与するメタボリック・シンドロームや糖尿病、心血管疾患、アルツハイマー病、ガンなどの病気の抑制に有効かもしれません。

フェルラ酸は同じポリフェノール類であるフラボノイドよりも体に吸収されやすいことが知られています。