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レストレス・レッグス症候群とは

レストレス・レッグス症候群(むずむず脚症候群、ウィリス・エクボム病)は神経障害の一種で、脚に(まれに腕や胴体、頭部にも)不快感を感じて動かさずにはいられないという状態のことです。 脚を動かすと不快感が一時的に緩和されます。

レストレス・レッグス症候群は、車や飛行機にじっと座っているとき・読書や勉強などをしているとき・眠ろうとしているときなど安静にしているときによく起こります。

不快感の内容
不快感は脚の皮膚よりも内側に生じることが多く、その感じは次のように表現されます:
  • 何かが這うような感じ
  • 引っ張られるような感じ
  • ズキズキするような感じ
  • 痛み
  • かゆみ
  • とにかく脚を動かしたい
レストレス・レッグス症候群の弊害

レストレス・レッグス症候群は深刻な病気ではありませんが、レストレス・レッグス症候群は睡眠不足・不眠症・昼間の眠気・抑鬱など生活の質が落ちる原因となります。 レストレス・レッグス症候群の人は脳卒中・心臓病・腎臓病になりやすいというデータもあります。

レストレス・レッグス症候群のメリット

レストレス・レッグス症候群の人は骨が比較的健康であるという結果になった研究があります。 脚を動かすことが多いのが運動量の増加につながり、そのために骨が丈夫になるのではないかと考えられます。

レストレス・レッグス症候群が起こりやすい人
  • 貧血にならない程度の鉄分不足でも、レストレス・レッグス症候群が発症したり悪化したりすることがあります。 胃腸からの出血・生理・献血などで血を失った人や腎不全の人は鉄分不足に注意が必要です。
  • 糖尿病の合併症やアルコール依存症などによる末梢神経障害が手や足に生じている人ではレストレス・レッグス症候群のリスクが増加します。
  • 抗鬱剤や一部の抗ヒスタミン剤の副作用としてレストレス・レッグス症候群が起こったり悪化したりすることがあります。
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)の人でもレストレス・レッグス症候群のリスクが増加します。
  • 遺伝的にレストレス・レッグス症候群になりやすい人は50才未満で発症することがあります。 レストレス・レッグス症候群は一般的に年を取るにつれて悪化してゆきます。
  • 妊娠中(特に妊娠後期)にレストレス・レッグス症候群が起こりやすくなりますが、出産後には症状が消滅するケースが大部分です。
対策

鉄分不足が原因の場合には鉄のサプリメントを服用します。 それ以外が原因の場合は、医師が処方する薬が必要となるので医師の診察を受けましょう。

レストレス・レッグス症候群の症状は以下の方法で緩和できることがあります:
  • 温浴とマッサージ
    温かいお風呂に入って脚をマッサージすると筋肉がリラックスします。
  • 温めたり冷やしたりする
    おしぼりなどを使って患部を①温める、②冷やす、または③温めるのと冷やすのを繰り返すことで不快感を軽減できることがあります。
  • リラックする
    レストレス・レッグス症候群の症状がストレスで悪化している可能性もあります。 瞑想やヨーガなどでリラックスしましょう。 就寝前に行うのが効果的です。
  • 睡眠をしっかり取るように努める
    疲労はレストレス・レッグス症候群の症状が悪化する要因となります。 したがって睡眠を十分に取るのが症状の軽減に有効です。 遅寝遅起きによってレストレス・レッグス症候群にも関わらず良く眠れるようになるというケースも報告されています。
  • 運動習慣
    適度な運動をする習慣によってレストレス・レッグス症候群の症状が緩和されることがあります。 ただし過度の運動は逆に症状が悪化する原因にもなりかねないので要注意です。
  • カフェインを避ける
    カフェインを控えることでレストレス・レッグス症候群が改善されることがあります。 数週間ほどカフェインを控えてみましょう。 カフェインはコーヒーや紅茶だけでなく、チョコレートやエナジードリンクにも含まれています。
ただし、これらの方法や薬物治療によりレストレス・レッグス症候群の症状は軽減される場合にも、大部分のケースでは症状が軽減されるだけで消滅するにまでは至りません。