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社交不安とは

社交不安
社交不安(social anxiety)とは、単にシャイ(内気)な性格であるというのとは違って、他者との関わりや他人に評価(品定め)されることを恐れたり不安に思ったりする気持ちが異様に強い状態のことです。 社交不安の人は、他の人たちにどのように思われているかが非常に気になったり、他者がみな自分を拒絶していると思い込んだりします。
社交不安を抱えている人は、他人の中立的な表情や声もネガティブに捉えて脅威を感じてしまいます。

社交不安のある人は、人間関係を巡る苦悩を避けようとして他者との関わりを拒絶する結果、愛情や人的なサポートなど人間関係がもたらすポジティブな要素も排除してしまいます。 友人が乏しく、他人といると安心できず、親密であるはずの人との間にも心理的な壁があることが珍しくありません。

社交不安障害
社交不安が日常生活にまで影響するようになったものが社交不安障害(SAD)と呼ばれます。
社交不安の生じる時期
社交不安は子供の正常な発達の一部として生じたのち消滅するのが普通ですが、思春期や成人になっても社交不安が残る人もいますし、聴衆の前でスピーチをする場合に不安を感じる人は珍しくありません。 20代前半までに社交不安が生じたことがなければ、社交不安はその後も生じないのが一般的です。
社交不安の原因
社交不安のリスク要因には遺伝的(先天的)なものと環境的(後天的)なものがあります。 環境的な要因とは、イジメや無職の状態などの生活環境です。 遺伝的な要因とは、内向的な性格や感情面での不安定さです。 内向的/外交的という気質や感情の安定性には遺伝子が大きく影響しています。 内向性と感情の不安定さの両方を備えていると特に、社交不安のリスクが高くなります。
遺伝的要因と環境的要因の影響のしかた
遺伝的な要因が社交不安になるリスクに長期間にわたり安定的に影響するのに対して、環境的な要因は短期的に影響します。 環境的な要因は短期的には社交不安のリスクに強く影響しますが、環境が変わると影響も変わります。