学校の成績に大事なのはIQよりもワーキングメモリー

(2014年7月) "Frontiers in Psychology" 誌に掲載されたルクセンブルク大学などの研究によると、子供の学業成績とワーキングメモリーとのあいだに強い関係性が見られます。 このことから、学習障害のある子供の場合、ワーキングメモリーに過負荷がかからないような教え方をするのが有効である可能性が示唆されます。

研究の方法
6~8才のブラジルの子供106人の IQ と実行機能(*)を検査しました。 子供たちの家庭の半数は貧困者層の基準以下でした。
(*) 思考や行動を管理するための認知的プロセス。 情報の記憶・感情の抑制・集中力・思考の切り替えなどに関与している。 ワーキングメモリーも実行機能の一部。
結果
IQ と実行機能の検査結果を国語・算数・理科の成績と照らし合わせたところ、これらの科目の成績は IQ ではなくワーキングメモリーの能力に比例していました。 特に国語のうちの「読解能力」が劣っている子供の大部分はワーキングメモリーに難がありました。