ACL膝再建手術は役に立たないケースが多い

(2013年2月) ルンド大学(スェーデン)の研究によると、前十字靭帯(ACL)膝再建手術は半数以上が回避できます。 手術の代わりに物理療法やリハビリで十分だというのです。

今回の研究は同じ研究グループが 2010年に発表した研究を裏付けるものです。 2012年の研究では ACL再建は60%が回避できるという結果になっていました。

研究の内容

今回の研究では、膝再建手術を受けた患者のグループと手術を受けずに物理療法を受けた少人数のグループを追跡調査しました。

調査開始から5年後の時点で、骨関節炎になるリスクや半月版の手術が必要となるリスクにおいて両方のグループにほぼ違いが見られませんでした。 さらに、患者のQOL(生活の質)や、活動レベル、痛み、全般的な健康状態においても両グループ間で違いが無かったのです。

骨関節炎などのトラブルの予防という観点から長期的に見た場合には、物理療法(電気・温熱・音波などのエネルギーを利用する治療法)やリハビリと比較して膝再建手術にベネフィット(有利性)が無いケースが散見されました。

研究者のコメント
研究者によると、すぐにACLの膝再建手術を行っても手術を遅らせても手術を行わなくても、結果に違いがありませんでした。 研究者は、特に若くて活発な患者の場合は、すぐに手術をするよりもリハビリを検討することを勧めています。