アクティブ喘息の患者では心臓発作のリスクが増加

(2014年11月) 米国心臓学会が主催する "Scientific Sessions 2014" で発表された Mayo Clinic(米国)の研究で、アクティブ喘息(喘息の薬を使用中であるとか、喘息が原因で予定外の通院をするなど)の患者では心臓発作が起きるリスクが1.7倍に増加するという結果になりました。

研究の方法

2002~2006年の間にミネソタ州の医療機関で治療を受けた患者の中から、心臓発作を起こした患者543人と、起こさなかった患者543人を年齢と性別が等しくなるように抽出して比較しました。

患者たちの平均年齢は67才で、44%が女性でした。 心臓発作を起こしたグループのうち喘息持ちだったのは81人で、81人のうちの44人で喘息の症状が出ていました。

結果

年齢・肥満・高血圧・喫煙習慣・糖尿病・高コレステロール・冠状動脈疾患の病歴・慢性閉塞性肺疾患(COPD)など心臓発作のリスク要因として知られている要因を考慮して両グループを比較したところ、アクティブ喘息の患者では心臓発作のリスクが70%増加していました。 非アクティブ喘息の患者ではリスクは増加していませんでした。

解説

アクティブ喘息の患者や、胸部不快感あるいは息切れなどの症状を感じたことがある人は、心臓の検査を受け、薬を適切に使用して喘息の症状をコントロールすることが推奨されます。

研究者は次のように述べています:
「今回の研究では、喘息をコントロールするための喘息の薬の使用によって心臓発作のリスクが増加しないように思える可能性(原文ママ)が示されました。 したがって、アクティブ喘息の患者の場合には治療的および予防的な介入により喘息のコントロールを改善するのが良いでしょう」