運動習慣で結腸ガン患者の生存率がアップ

(2014年12月) "Journal of Clinical Oncology" に掲載された米国国立がん研究所の研究で、結腸ガンの患者は運動習慣があって座って過ごす時間が少ない方が生存率が高いという結果になりました。

研究の内容
この研究では、結腸ガン患者の男女 3,800人近く(50~71才)の生活習慣に関するデータを調査しました。 主な結果は次の通りです:
  • ガンと診断される以前の時期に1週間あたり7時間以上の運動をする習慣があったグループは、そうでないグループに比べて総死亡率(死因を問わない死亡率)が20%低下していた。
  • 3,800人のうち追跡調査に参加した 1,800人ほどのデータを分析したところ、ガンと診断された後に1週間あたり7時間以上の運動をする習慣があったグループは、(診断前にどれだけ運動していたかに関わらず)そうでないグループに比べて総死亡率が31%低下していた。
  • ガンと診断される以前の時期にテレビを視聴する時間が1週間あたり(「1日あたり」の間違いかも)2時間未満だったグループは、そうでないグループに比べて総死亡率が22%低下していた。 テレビ視聴は座って過ごす時間の指標になると考えられる。
  • ガンと診断された後についてもテレビ視聴時間が短い方が総死亡率が低下していたが、統計的に有意とみなされるほどではなかった。
解説
研究者は今回の結果を次のようにまとめています:
「テレビを観る時間が1日2時間未満である場合、および運動時間が週に4時間以上である場合に結直腸ガン患者の死亡率が低下していました」
今回の研究では、水泳・自転車・ゴルフ・ダンス・速いペースでのウォーキング・ジョギング・有酸素運動・力仕事を伴う庭仕事などが運動であるとみなされました。