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腕時計型の活動量計は心拍数は正確に測れるが消費カロリーは不正確

(2017年5月) "Journal of Personalized Medicine" に掲載されたスタンフォード大学の研究によると、心拍数・歩数・消費カロリーなどを計測できる腕時計型の活動量計で心拍数は正確に測れるものの、消費カロリーは正確に測れません。

したがって、活動量計で表示された消費カロリーに基いてオヤツの量を決定するとひどい目に遭うかもしれません。

研究の方法

年齢・体重・体力・手首の太さなどが様々に異なる18才以上(平均年齢38才)の被験者60人(女性31人)に市販されている7種類の活動量計(*)を装着して歩いたり走ったり自転車をこいだりしてもらいました。
(*) Apple Watch、Basis Peak、Fitbit Surge、Microsoft Band、Mio Alpha 2、PulseOn、Samsung Gear S2 という7種類。

そして、被験者の心拍数と消費カロリーを、医療や研究に使用される高精度な計器を用いて本格的に測定して、活動量計による測定結果と照らし合わせました。

結果

心拍数に関しては、肌の色やBMIの違いにより精度に差が出たものの、7種類の活動量計のうち6種類では5%未満の誤差で正確に測定されていました。

これに対して消費カロリーは、7種類の活動量計のいずれにおいても正確に測定できていませんでした。 最も正確に測定できていた活動量計でも平均27%の誤差で、最もひどいものでは93%もの誤差が生じていました。

解説

研究者は「医療用でなくても計器の誤差は10%以下が望ましい」と述べています。

心拍数を正確に測定できるのに消費カロリーの測定が研究者も驚くほど不正確なのは、活動量計が、心拍数については直接的に測定するけれど、消費カロリーについては身長・体重・体力などにより個人差が生じる色々な測定値に基づいて推定するためです。