短時間の激しい運動よりも長時間の運動のほうが腎臓への負担が大きい

(2018年6月) "Physiological Reports" 誌に掲載されたラドバウド大学(オランダ)などによる研究で、短時間の激しい運動よりも長時間にわたる運動のほうが腎臓への負担が大きいという結果になりました。

研究の方法

平均年齢23才の男性35人に、次の2通りで別々の日に自転車をこいでもらいました:
  1. 全力でヘトヘトになるまで
  2. 全力の80%で、120分間が経過するか3%の脱水状態になるまで
そして、自転車をこぐ前ならびに自転車をこいでから30分後および150分後その前後に血液や尿の検査をして腎臓に生じたダメージを調べました。

結果

全力で自転車をこいだ後には腎臓にほとんどダメージが生じませんでしたが、全力の80%で自転車をこいだ後には、eGFR値(高いのが良い)が低下(*)したり腎臓にダメージが生じたことを示す尿中の物質の量が増えたりしました。
(*) シスタチンCに基づくeGFR値が平均13%、最大で35%低下した。
長時間の運動で腎臓にダメージが生じるのには、脱水だけではく炎症や熱ストレスなども関与している可能性がありますが、その点については今後の研究で調べる必要があります。