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年を取ってから糖類の摂取量が多いと虚弱になりやすい

(2018年4月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたマドリード自治大学などの研究で、添加糖の摂取量が多い中高年者は虚弱になりやすいという結果となっています。

虚弱とは

虚弱とは、不本意な体重の減少・疲労感・身体活動量の低下・動作の鈍化・筋力低下などが見られる状態を指します。 虚弱の高齢者は入院や死亡のリスクが増加します。

添加糖とは

米国食品医薬局(FDA)の定義によると添加糖とは、食品を加工したり包装したりする過程において食品に添加される糖類のことで、遊離糖・単糖・二糖といった糖類のほかハチミツやシロップも含みます。

天然の果汁や野菜汁に含有される糖類であれば濃縮還元後にも添加糖とはみなされません。 したがって、濃縮還元のジュースであっても100%果汁/野菜汁のジュースであれば添加糖はゼロだとみなされます。

米国農務省の説明によると家庭で料理に添加する糖類も添加糖です。 同様に、器によそった例えばヨーグルトなどを食べる直前に自分で振りかける砂糖やハチミツも添加糖とみなされるでしょう。

遊離糖・単糖・二糖について

遊離糖とはWHOの定義によると「蜂蜜・シロップ・果物ジュースに天然に存在する糖類、および製造元や消費者が食品に添加する糖類」のことです。

単糖とはブドウ糖や果糖のことです。 二糖とはショ糖(≒白砂糖)やブドウ糖果糖液糖(清涼飲料水に使われてる)のことです。

この研究での「添加糖」の定義

今回の研究では添加糖に関して「単糖と二糖。果物ジュースに含有されるものも含む」という記述があります。

研究の方法

スペインに住む60才以上の男女 1,973人を対象に、2008~2010年にかけて添加糖の摂取量を尋ねたのち、2012~2013年にかけて虚弱の有無を追跡調査しました。

データの分析においては、年齢・性別・教育水準・喫煙習慣・BMI・持病の有無・糖類摂取量以外の食生活・TVを観て過ごす時間・運動量を考慮しました。

結果

添加糖の摂取量が最も少ない(15g/日未満)グループは最も多い(36g/日以上)グループに比べて、虚弱になるリスクが2.3倍弱でした。

虚弱を構成する要素のうち添加糖の摂取量の多さとの間に最も強い関係が見られたのは「身体活動量の少なさ」と「不本意な体重減少」でした。

アドバイス

今回の研究だけでは「添加糖により虚弱のリスクが増加する」という因果関係の存在を断言することはできませんが、とりあえず卵焼きに砂糖を入れるのを止めることから始めましょう。