肥満によってリスクが増加するガンが新たに8種類明らかになり合計13種類に

(2016年8月) 2002年に国際がん研究機関(WHOの外部組織)の研究チームが、過体重によって結腸・食道・腎臓・乳房・子宮のガンのリスクが増加することを明らかにしていましたが、同じ研究グループが今回、肥満によってリスクが増加するガンがさらに8種類存在することを明らかにしました。

8種類のガン

この8種類のガンとは、胃・肝臓・胆嚢・膵臓・卵巣・甲状腺に生じるガン、脳腫瘍の一種である髄膜腫、および血液のガンの一種である多発性骨髄腫です。 今回の研究結果からすると、体重を適正に維持することで、数十年間のうちにこれらのガンになるリスクを減らせると考えられます。

研究の概要

研究チームは、1,000超の研究のデータを調査して上述の結論に至りました。

肥満によるガンのリスクの増加

肥満によりリスクが増加すると今回新たに認定されたガンのほとんどは、肥満の度合いが強いほど発症リスクが高まります。 肥満によるガンのリスクの増加率に、性別や地域(北米・欧州・アジア・中東)による違いはほとんどありません。

肥満によりガンのリスクが増加する理由
肥満によりガンが生じやすくなる理由は多数あります。 例えば、次のようなものです:
  • 過剰な体脂肪により、性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)が過剰に生産される。
  • 過剰な体脂肪により、インスリンが過剰に生産される。
  • 過剰な体脂肪により、炎症が促進される。
アドバイス
研究者は次のように述べています:
「多くの人にとって体重を減らすのは困難です。 どうしても体重を減らせない場合には、体重に関して諦めてしまうのではなく、せめて体重が今よりも増えないように頑張りましょう」