肥満度とビタミンA不足の関係

(2018年10月) "Nutrición Hospitalaria" 誌に掲載されたリオ・デ・ジャネイロ連邦大学 の研究で、肥満度とビタミンA不足の関係が調査されています。

研究の方法

クロス・セクショナル研究において、20~59才(平均は53才前後)の女性200人のビタミンA摂取量などのほか体重・BMI・ウェストサイズ(WC)などを調べました。

結果

BMIやWCの値が高い(太っている)ほどビタミンA(レチノールやβカロチン)の血中濃度が低いという関係が見られました。 ビタミンAの血中濃度が低いと過体重・肥満・腹部肥満(WCが大きい)のリスクが高いという関係も見られました。

ビタミンA不足

ビタミンAの推奨摂取量(700μg/日)を摂取していても、ビタミンAが不足している(血中濃度が低い)人がおり、太っているグループほどビタミンA不足の人の割合が増えていました。
ビタミンAが不足している人の割合は、普通体重者では7.5%(レチノール)と8.8%(βカロテン)、過体重者では12.6%と17.5%、クラス1肥満者では17.5%と25%、クラス2肥満者では22.5%と27.5%というものでした。

夜盲症

普通体重の(eutrophic)女性には夜盲症(夜目が利かない。ビタミンA不足が原因)の人はいませんでしたが、過体重の女性では7.5%、クラス1肥満の女性では12.5%、クラス2肥満の女性では20.0%が夜盲症でした。