放課後に運動させると勉強に集中できる子供に育つ

(2014年9月) "Pediatrics" に掲載されたイリノイ大学アーバナ校の研究によると、子供に毎日の放課後に運動をさせるのが学校の成績アップに有効だと思われます。

研究の方法

思春期前の子供221人ちを2つのグループに分けて、一方のグループにのみ9ヶ月間にわたる放課後の運動プログラムに参加させました。 運動プログラムは短時間の中~高強度運動と休息を2時間にわたって何度か繰り返す(実働時間は70分程度)というものでした。

そして9ヵ月後に、両グループを対象に脳の映像の撮影と認知能力のテストを実施しました。

結果

運動プログラムに参加したグループは、心肺機能が6%向上していたほか、集中力(他のことに気が散らない)と認知的柔軟性(異なる知的作業に切り替えても作業の速度と正確さが衰えない)も相当に向上していました。

何もしなかったグループでも集中力や認知的柔軟性が少し向上していましたが、これは単に9ヶ月間のうちに脳が成熟したためだと思われます。

補足
今回の研究では、運動プログラムに参加することによる他の子供との交遊に起因する効果と身体機能の向上に起因する効果を区別しませんでしたが、他の類似研究に対照群(今回の研究で言えば、何もしなかったグループ)として「他の子供との交遊のみ」というグループを用いたものがあり、その研究でも「運動&交遊」のグループのほうが認知機能が大きく向上していました。