加齢性黄斑変性(AMD)における食生活の重要性

(2018年6月) オークランド大学の研究グループが、加齢性黄斑変性(AMD)に対する食生活の影響を調べたシステマティック・レビューを "Clinical & Experimental Ophthalmology" に発表しています。
Naoko A Chapman et al. "Role of diet and food intake in age‐related macular degeneration: a systematic review"

レビューの概要

加齢性黄斑変性(AMD)に対する食生活の影響を調べた18の高品質な研究のデータを調べ、次の結果となりました:
  1. 食生活がメディテラネアン・ダイエットに近いとAMDが悪化するリスクが低い。
  2. 西洋型の食生活に比べて東洋型の食生活のほうがAMDの有病率が低い。
  3. AMDになりそうな人は、カロテノイド(βカロチンなど)を豊富に含む野菜や、脂肪分が多くオメガ3脂肪酸を豊富に含む魚を食べると良い。
  4. AMDが悪化するリスクを抑えるには、オメガ6脂肪酸を含有する動物性脂肪や野菜油、および赤身肉/加工肉(*)を食べる量を最低限にすべきである。
    (*) 「オメガ6脂肪酸が多い野菜油や、飽和脂肪(獣肉の脂肪)が多い赤身肉/加工肉」と言いたいのかもしれません。
  5. グリセミック指数が高い食生活の人や、1日2杯(女性は1杯?)を超えて飲酒をする人はAMD(のリスク)が高い。
  6. 食生活はAMDにおいて重要な役割を果たしているので、AMDのリスクが高い人は食生活に気をつけると良い。