40才からは嗅覚の衰えに要注意

(2014年7月) ペンシルバニア大学味覚・嗅覚センター(Smell and Taste Center)の研究者によると、年を取っても味覚があまり衰えないのに対して、嗅覚は40才までにピークに達し、それ以降は衰える一方です。 60才を過ぎると衰え方が激しくなり、65~80才では60%の人に重大な嗅覚障害が見られます。 嗅覚障害を持つ人の割合は、80才を過ぎると80%を超えます。

嗅覚の衰えは女性よりも男性に、そして非喫煙者よりも喫煙者で顕著です。 アルツハイマー病とパーキンソン病の人でも嗅覚が衰えます。 参考記事: ピーナッツバターを使った簡易なアルツハイマー病診断テスト

嗅覚障害がもたらす危険

嗅覚障害の人は、火災の煙、ガス、腐った食品などの匂いを感知できないことがあります。 さらに、料理の匂いがわからなくなると、食欲が無くなって痩せてしまったり、味付けが濃くなって塩分や糖分を摂りすぎてしまったりします。

塩味・甘味・苦味・酸味・旨味などの味覚が健在であっても、嗅覚が失われてしまうと繊細な風味を感じ取ることが出来なくなります。 そのために味付けが濃くなるのです。 しかも、嗅覚障害のある高齢者の大部分は、自分の好む味付けが濃くなっていることに気付いていないため注意が必要です。