侵攻性の高い前立腺ガンを発症するリスクを下げる生活習慣

(2013年7月) "Nutrition and Cancer" 誌に掲載されたカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、World Cancer Research Fund(世界ガン研究基金。 以下、"WCRF")の推奨する8つのライフスタイル改善事項(*)に従うことで、発症した前立腺ガンが侵攻性の高いタイプとなるリスクを有意に下げることができます。
(*) 「8つのライフスタイル改善事項」は前立腺ガン専用のものではなく、各種のガン全般に対して適用されます。 今回の研究は、これらの推奨事項が、悪性の前立腺ガンの予防に有効であることを確認したものです。
研究の方法

前立腺ガンと新たに診断された白人と黒人 2,212人(40~70歳)を対象に、グリソン分類およびPSA(前立腺特異抗原)の血中量により前立腺ガンの侵攻性を測定しました。

結果

WCRFの8つの推奨事項のうち4つ以下しか実践できていない患者では、5つ以上実践していた患者に比べて、前立腺ガンが侵攻性の高いものであるリスクが38%高いという結果でした。

WCRFの推奨事項の遵守スコアが1点増えるごとに、前立腺ガンが侵攻性の高いものであるリスクが13%減っていました。

8つの推奨事項中でも特に、週あたりの赤身肉摂取量を500グラム以下に抑える、または毎日の摂取カロリーを100グラムあたり125キロカロリー以下に抑えるというのが、前立腺ガンの侵攻性を抑えるうえで大いに有効でした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「男性の大部分は前立腺ガンのリスクがありますが、臨床的に重要なのは(前立腺ガンになるかどうかよりも)前立腺ガンの侵攻性です」