65才以降でも運動量を維持、あるいは強化するのが心臓の健康に有益

(2014年5月) "Circulation" 誌に掲載された研究によると、65才を超えてからでも運動量を減らすどころか増やす方が心臓の健康に良いかもしれません。

平均年齢71才の高齢者を対象にした研究で、5年間のうちに運動量を増やした人の方が減らした人よりも、心リズムが規則的で、心拍変動の幅が大きかったのです。

研究の方法

平均年齢71才の高齢者985人のハートモニター(心臓機能の継続的な観察のための電子装置)の記録結果を評価しました。

結果
主な結果は次の通りです:
  • 運動量が多い人ほど心拍変動が良好だった。
  • 5年間の研究期間中にウォーキングの激しさ(歩行の距離または速度)を増したグループは、激しさを減らしたグループよりも心拍変動が良好だった。
  • 運動量が最も多いグループと最も少ないグループでは、心臓発作や心臓突然死のリスクに11%の差が出る。
コメント
研究者は次のように述べています:
「心拍変動には心臓を制御する神経系における初期の異常が表れるため、心拍変動に生じた変化から将来の心臓発作や心臓突然死のリスクを判定できます」

「運動量を減らしてしまうと運動が心臓にもたらす健康効果も減ってしまいます。 中高年以降には運動量の維持や増加が心臓の健康にとって有益です。

普段の運動を特に辛く感じていないのであれば、「年を取ったから」というだけの理由で運動量を減らしたりしないでください。 逆にウォーキングの距離を増やしたり、歩くペースを速くしてやりましょう」
「これまで運動をしていない人の場合にも、何才であっても運動をし始めるのに遅すぎるということはないのですから、50才や60才からでも運動を始めましょう」